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2025/05/15 09:18

早く、正確に、手軽に…と、効率が重要視されがちの現代では、手縫いの刺繍は非効率だと敬遠されがちかもしれませんが、ちくちくひと針ひと針刺し進める伝統的な手作りである刺繍は、癒しの時間を与えてくれます。

今回の記事では、刺繍を始めてみたいと思われた方に向けて、手軽に始められる、一目刺しの刺し子をご紹介します☺️


一目刺しとは、運針(なみ縫い)で縦横斜めと一定方向に刺していく手法です。一目の幅が大きく曲線がないので、初心者の方も刺しやすいのが特徴。一定方向への刺し方を繰り返すことで、まるでテキスタイルのようなデザイン模様を楽しむことができます。


↓こちらは、小さな模様が並ぶ様子がかわいい「米刺し」

「お米が豊作になりますように」という思いが込められている伝統模様です。その名の通りお米が並んでいるような模様がかわいく、伝統模様でありながら現代風のアイテムにも取り入れやすくなっています。


①まずは、刺し子をしたい布(表面)に、チャコペンなどで、5mm方眼(またはドット)の線をひきます。

なお、今回の布地は、薄手なので、裏面に接着芯を貼っています。


②刺し子の始まりです。画像のように、今回は、玉留めをしています。今回は、裏面を見せないアイテムなので玉結びと玉留めで始末をします。
※ふきんなど裏面も綺麗に仕上げたい場合は玉結びを作らずに始末をします。刺し始めは、スタートしたい刺し始め地点よりも3針先の裏面から針を出し、3針重ねて刺します。刺し終わりも、刺し終わりたい地点から3針重ねて刺し戻し、裏面で終わりましょう。始めと終わりを3針ずつ重ねることで、玉結びや玉留めがなくても糸が抜けなくなります。
布のひきつりを防止するため、刺し始め・刺し終わりは少しゆとりをもたせています。

③刺し目をきれいに仕上げるために、糸や布をしごきながら進めていきます。糸と布を優しくなじませましょう。
また、針目は長さを揃えて同じ感覚になるよう刺していくことで、美しい仕上がりになります。

↓折り返しも、糸に余裕をもたせます。


折り返しは、布を180度返して、先程と同じ向きになるようにして、針を刺していきます。

④タテを全て刺し終わったら、ヨコを刺していきます。

⑤タテとヨコを全て刺し終わったら、続いてナナメを刺していきます。

ナナメの一方向が終わったら、次にもう一方のナナメも刺していきます。

↓全て刺し終わった裏面です。
この後、小物に仕立てていきますが玉結び・玉留めの凹凸が布表に響いて気になるようなら、カットしても良いです。

↓同じ図案でも、糸を刺す長さにより、刺繍の雰囲気が変わりますよ♡ お好きな感じにしてください。


↓チャコペンの跡は、自然に消えるチャコペンなら、そのままでも消えます。水や熱や消しペンで消すチャコペンは、その種類に応じて消してから、作品を仕立ててください。

刺し子のファスナーポーチの出来上がりです!!

↓中布に可愛い柄布を使いました♡



刺し子は暮らしの知恵として広まっていくなかで、日本各地で手の込んだ模様が生まれました。昔から親しまれている伝統模様は、現在でも刺し子の定番模様として知られています。
今回は刺し子の伝統模様を3つご紹介します。

シンプルな伝統模様「柿の花」
横と縦の2方向で完成するシンプルな模様です。花刺し、花十字と呼ばれることもあります。図案もシンプルで刺しやすい手軽さから、はじめて刺し子に挑戦する方におすすめです。

小さな模様が並ぶ様子がかわいい「米刺し」(この記事にて紹介しました。)
「お米が豊作になりますように」という思いが込められている伝統模様です。その名の通りお米が並んでいるような模様がかわいく、伝統模様でありながら現代風のアイテムにも取り入れやすくなっています。

刺しごたえのある「十字花刺し」
一目刺しの伝統柄の中でも、代表的な模様です。少し複雑な図案ですが刺しごたえがあるので、刺し子に慣れてきた頃に挑戦してみたい模様のひとつ。存在感がありワンポイントに入れてみるのもおしゃれです。

刺し子は少ない道具ですぐに始めることができます。さらに、布や刺繍糸、図案がセットになっているキットなら、すぐに制作できるのでおすすめです。
はじめての方にもおすすめできる刺し子のキットを小さな雑貨屋ミーシャの木の実では販売しておりますので、ご紹介いたします。

※針や縫い糸、チャコペンなどはセットされていませんので、ご自身でご用意ください。

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